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オープンから3週間でデイリー売上15倍!人気店「みよしの」と出前館の挑戦とは?

出前館の根幹とも言える加盟店。営業セクションでは加盟店の新規獲得や、より売上を上げるためのコンサルティングを行っています。加盟店と担当営業の二人三脚が出前館の強み。両者がタッグを組み、オープンからたった3週間でデイリー売上を15倍に伸ばした例もあります。

まさにそんな著しい成長を遂げたのが、札幌のソウルフードとしても有名な餃子とカレーの店「みよしの」です。出前館とタッグを組んでどのように成長してきたのでしょうか?「みよしの」を展開する株式会社テンフードサービス・社長室の佃邦彦さん、担当営業・泉憲悟に、その挑戦の日々について話を聞きました。

「みよしの」が出前館に出店した理由

「みよしの」が出前館に出店した理由

―出前館を始めたきっかけについてお聞かせください。

【佃邦彦(以下、佃)】
「みよしの」は北海道で25店舗、デリバリー専門店を含めて26店舗を運営しています。基本的には実店舗のみで営業していたのですが、4月28日に他社のデリバリーサービスを1社だけ使って、函館でデリバリー専門店を始めました。地域的にも事業としても初めてのことだったので手探りの状況で進めていた中、売上が伸び悩み急いでテコ入れを行わねばという状況になりました。そんな時に社内で出前館の名前が上がり、メディアの露出もあってエンドユーザーからの知名度も高いということで、導入を決めました。

泉さんに何とか早くできないかとお願いをして、だいぶ無理を言ったのですが、本来よりも1週間~10日くらい縮めていただいて、かなり早く出店にこぎつけました。

【泉憲悟(以下、泉)】

現時点で、出前館に23店舗オープンできるというところまで進んでいるのですが、スタート時はデリバリー専門店1店舗で、5月13日にオープンしたんです。1日でも早く始めたいというご要望をいただいていたので、最短オープンを目標に、まずは商品を4つに絞ってスタートしたものの、最初のほうは残念ながら注文が1日1件あるかないかという状態でした。

【佃】

元々やっていたデリバリーサービスで届かなかったエリアを出前館でカバーできたという部分では、実店舗すら出したことがない初めての地域で利用客の幅を広げる意味で、出前館のエリアの広さを発揮していただきました。

―エリアの広さが出前館を選んだポイントですか?

【佃】

それもありますが、どちらかというと泉さんの熱意ですね!「ぜひとも何でもやります」と最初の頃から言っていただいて、実際、私自身も無理を言っているなとわかっていてお願いしているところがあったのですが、それを色々考えていただいて。それこそ、写真がない、間に合わない、どうします? じゃあスマホで撮ってみますか、というのも、普通なかなかやらないと思うんですけども(笑) そういう1つ1つから、こちら側の立場に立って何とかしようという熱意を感じました。その点が一番の決め手かなと思います。

3週間でデイリー売上15倍!二人三脚で取り組んだ売上アップの秘策とは

3週間でデイリー売上15倍!二人三脚で取り組んだ売上アップの秘策とは

―オープン当初からの売上の変化と、売上アップのための対策についてお聞かせください。

【泉】
5月16日に、メニュー数をオープン時の4商品から15商品ほどに増やしていただくと同時に写真をきれいなものに一斉に変えました。そのタイミングで一気に売上が上がり、その後はユーザー向けのキャンペーンにも参加していただいて、デイリー売上15倍に到達した感じです。

【佃】
1週間のうちにどんどん売上が上がり、達成感がありましたね。

―メニューはどのように改善したのですか?

【佃】
出店当初は「おみやげぎょうざ」という餃子12個入りの商品と、「カップカレー」というカレーのルーだけの商品、「パーティーセット」「パーティーセット(カレー付き)」という4種類だけでしたが、16日からはご飯物も取り扱うようになりました。

札幌と函館が300~400km離れているので、食材の配送頻度はそれほど多くない。どれだけ売れるかわからないし、極力ロスを抑えたいという理由で、最初はご飯物はやらなかったんです。ですが、出前館の力を信じれば、ご飯物を始めてもロスを出さずに売上を上げられるのではないかという話に社内で至り、メニューが増えた形です。

【泉】
例えば餃子のお弁当とか、餃子付きのカレーのお弁当とかですね。商品を増やすタイミングで、プロのカメラマンにお願いして写真も撮り直してもらいました。

営業時間についてはいかがですか?

―営業時間についてはいかがですか?

【泉】
出前館での函館エリアのデリバリーは、元々15時~17時は営業していなかったんです。「みよしの」さんから、他社のデリバリーサービスはその時間もやっていて注文が入っているという話を聞いていたので、土日だけその時間帯も注文が受けられるようにするなど、私のほうで配達拠点との調整を行いました。

【佃】
こういった調整は売上にも間違いなく反映されていますね。

―配達エリアの拡大についてはいかがですか?

【泉】
配達エリアに関しては、佃さんから、近場は取れているのでそれ以外を強化したいとのお話があったので、エリア選定をしっかりと行いました。これまで「みよしの」さんがアプローチできなかったエリアへもお届けできるようになり、営業時間等の工夫で売上が伸びるということが今回実証できたので、他店舗にも適応することで全体が盛り上がってくるのかなと思っています。

【佃】
お客様のコメントを拝見していると、出前館の利用が初めてで、かつ「みよしの」も初めて利用するという方が多くいらっしゃいます。弊社の出店を待っていたお客様に対して、こちら側としても何とかたくさんの方にご利用いただけるように、と思っていますので、エリアを広げていただけて大変ありがたかったと思います。実際、当初から効果が表れていました。

キャンペーンの実施についてはいかがですか?

―キャンペーンの実施についてはいかがですか?

【泉】
出前館で取り組んでいる送料無料キャンペーンにご参加いただきました。

【佃】
送料無料キャンペーンについては、「みよしの」を知らないお客様もいらっしゃる中、試しに頼んでみようというハードルが下がったという点で、いいタイミングで参加できたと思っています。

―売上アップのための施策は、段階的に打つなどスケジューリングも意識していましたか?

【泉】
正直なところ、これまでやってきた施策は一度にまとめて実施することもできたのですが、そうするとどの施策が効果的なのかを分析できないので、まず1つずつ着実にやる必要があったと思っています。オープン以降は、佃さんと逐一話し合ってきました。

【佃】
毎日決まった時間に定例メールもしくは電話という感じで、非常に濃密な時間を過ごしてきましたね。弊社としてはデリバリーを始めたばかりなので、ここで頑張らなければという気持ちがありました。その踏ん張りどころの状況で、泉さんがしっかり応えてくださったので、その分こちらも頑張らねばと、お互いに刺激し合えたと思っています。

どんな人に営業セクションを担っていってほしいですか?

加盟店と営業の二人三脚でまた新たな挑戦に立ち向かう

―出前館を使っていて一番よかったと思う点は?

【佃】
ここまで熱意のある担当営業の方は、なかなかいないと思います。あくまでもできることはやりますけど……というビジネスライクなスタンスとは違う熱意が泉さんにはあります。私が何か1つ言うと、2つも3つも何とかしようと、私が思う以上のことをやってくれることが何度もありました。

もちろん出前館の知名度や配達スピードという面で、その成果が売上にも表れています。そこに至るまでの経緯に関しては、スピーディーに行っていただいて改善していけたので、泉さんが担当してくださったから出前館にしてよかったと思いますし、一番の効果は泉さんのお力かなと思っています。

【泉】
ありがとうございます! 実は3年くらい「みよしの」さんに加盟いただきたいと思いつつ断られていたところで、ようやく加盟していただいて、失敗するわけにはいかないなと。絶対成功させたいという思いがあったので、それを無邪気に佃さんに相談したら、佃さんからもお応えいただいて今があります。本当に、二人三脚で今の成果まで辿りつけたなと思っています。

今後の新しいチャレンジや出前館に期待することとは?

―今後の新しいチャレンジや出前館に期待することとは?

【佃】
まだ対応していないエリアもあるので、より一層の拡大を期待しています。函館エリアである程度の成果が上がりましたので、他の地域でもデリバリー専門店を出していきたいと。そこでも出前館の力をお借りしたいなと考えています。北海道全制覇できたら嬉しいですね。

【泉】
私自身の目標としては、「みよしの」さん全体の売上の中でデリバリーが占める割合を増やし、さらにデリバリー売上の半分くらいを、出前館で出せるとすごくいいなと思っています。そうなるためには、ユーザーが頼みやすい状態を作ることが大切だと思うので、より多くのエリアで、そしてより効率のいい配達方法で提供できるようなスキーム作りをしていきたいですね。「みよしの」さんと一緒に、北海道のデリバリー文化を作っていければと思っています。

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